米国旅行が12％減少

オランダの旅行業界団体ANVRによると、2023年にオランダから米国への旅行予約が12％減少した。主な理由は、ドル高による旅行費用の増加やオランダの航空税引き上げが挙げられる。これにより、オランダ人が他の目的地を選ぶ傾向が強まっているという。

ただし、旅行代理店の専門家は、ドナルド・トランプ氏の大統領再選が理由で米国旅行を避けているわけではないと指摘している。

地域別の旅行動向

米国内の地域別では、

・西海岸への旅行が最も大きく減少（24％減）
・東海岸は13％減
・中部アメリカの目的地も6％減
・アジア旅行の人気上昇

一方で、2024年にはアジアや中東への旅行が急増。特にアジアの人気が高まっている。

・中国：23.6％増
・インドネシア：16.6％増
・日本：20.6％増
・ベトナム：23.9％増
・タイ：10.4％増

減少傾向の国も

一方で、一部の国では旅行者数が大幅に減少した。

・イスラエル：57.2％減
・ヨルダン：69.3％減

ANVRは「この結果は決して驚くことではない」とコメントしている。

参考